- ハード・ターゲット(1993年)
- バーニング(1981年)
- PERFECT BLUE(1998年)
- ハイテンション(2003年)
- HOUSE ハウス(1977年)
- バウンド(1996年)
- 博士の異常な愛情(1964年)
- バタフライ・エフェクト(2005年)
- バタリアン(1985年)
- ハッピー・デス・デイ(2017年)
- パニック・イン・スタジアム(1977年)
- パニック・ルーム(2002年)
- バニラ・スカイ(2001年)
- 母なる証明(2009年)
- パフューム ある人殺しの物語(2006年)
- パプリカ(2006年)
- パラサイト(1998年)
- パラサイト 半地下の家族(2019年)
- パラノーマル・アクティビティ(2007年)
- バリー・リンドン(1975年)
- パルプ・フィクション(1994年)
- ハロウィン(1978年)
- ハロウィン(2018年)
- ハロウィンKILLS(2021年)
- ハンニバル(2001年)
ハード・ターゲット(1993年)
★★★☆
ジョン・ウーのクレイジーなハリウッドデビュー作!(褒め言葉) 人間狩りを楽しむ殺人集団相手に、ヴァン・ダムが大暴れする超シンプルな映画!1人殺すのに10発くらい銃弾を使った挙句、何故か蹴り倒すヴァン・ダム。物凄く頭の悪い映画だが、楽しい!
バーニング(1981年)
★★★
これぞ古き良きスプラッター映画。
醜形の殺人鬼が、大きめのハサミ(?)でキャンプ場の若者を惨殺してゆく。とにかくトムサヴィーニ先生の天才的特殊メイクが冴え渡り、カヌーの上での皆殺しシーンはトラウマ。『バンボロ・ショック』という宣伝コピーが謎すぎる
PERFECT BLUE(1998年)
★★★★
「パプリカ」今敏の出世作となったサイコスリラー。アイドルから女優に転身した女の子が、ヌードを迫られ、プレッシャーと疑心暗鬼から精神崩壊してゆく。アニメという技法を最大限駆使して描かれる妄執と恐怖の表現は圧倒的!シナリオのヒネリも見事な傑作
ハイテンション(2003年)
★★★☆
ホラー界の鬼才・Aアジャによるフランス産スラッシャー。帽子を被ったおじさん殺人鬼との延々と続く攻防!どこに隠れるか。逃げるのか。立ち向かうのか。異常なレベルの緊迫感が容赦なく持続するのはまさにハイテンション!だからこそあのオチは賛否両論!
HOUSE ハウス(1977年)
★★★★
故・大林宣彦監督の記念すべきデビュー作。とある怪奇洋館の中に入ってしまった女子高生たちの運命は…人を喰うピアノ!スイカ割りのスイカが生首になる!奇想天外な着想を独特なイマジネーションで魅せる、唯一無二のファンタジックホラー。
バウンド(1996年)
★★★☆
「マトリックス」で大ブレイクしたウォシャウスキー兄弟の出世作であり、密室サスペンスの傑作!レズビアンの2人は、マフィアの大金を持ち逃げすることができるのか。二転三転するシナリオの面白さと、卓越した映像エフェクトが完全融合!オススメの一本。
博士の異常な愛情(1964年)
★★★★☆
米ソ冷戦時、一人の将軍が狂ったために核戦争の危機に直面したアメリカの首脳陣と、軍部のドタバタをスリリングに、ブラックに、コミカルに描き切ったキューブリックの才能全開の大傑作。謹慎極まりないのに滅茶苦茶面白いから困るが、結末には絶句
バタフライ・エフェクト(2005年)
★★★★
日記帳でタイムリープできる自身の能力を知った男が、愛する人の現況を変えようと過去へ戻って苦闘するサスペンスドラマ!テンポ良いスリリングな展開に引き込まれ、アッという間にクライマックスへ。哀しくも切ないラストに鳥肌&号泣!
バタリアン(1985年)
★★★★
現在まで脈々と続く「おバカ系ゾンビ映画」の元祖的傑作!やたらキャラが立っているゾンビたち、明るいエロありのパンクありなノリ、アッという間に終わるテンポ感、ラストのアホすぎる結末まで一貫したB級ノリが潔い!
ハッピー・デス・デイ(2017年)
★★★★
時をかけるビッチに明日は来るのか!?
誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、何度も誕生日を繰り返す秀逸な設定。コミカルでテンポ良い展開と犯人当てのスリルが観客の心を掴む、タイムスリップ・コメディスリラー(?)の傑作!
パニック・イン・スタジアム(1977年)
★★★☆
アメフト会場に出没したライフル魔の恐怖を描いたスリラー。ライフルの照準視点で展開される人間ドラマの緊迫感。人が撃たれても試合に夢中で気づかない観客たち。極めつけはラストの無差別殺戮の壮絶なパニック描写!間違いなく背筋が凍る。
パニック・ルーム(2002年)
★★★★
屋敷に侵入してきた強盗たちと、緊急用の部屋<パニック・ルーム>に立てこもった母娘の攻防を描いたサスペンススリラー。卓越したD・フィンチャーの演出力と、常に攻守入れ替わるシナリオの面白さで、ほぼワンシチュエーションながら十分面白い作品。
バニラ・スカイ(2001年)
★★★☆
トム・クルーズ入魂の不条理系サスペンス。プレイボーイの主人公がある女性に一目惚れしたことから、現実と妄想・夢の世界が交錯してゆく。ハラハラさせられつつ多様な解釈ができ、独特の余韻が残る作品。ラストのSigur Rosの楽曲の無上の美しさ…
母なる証明(2009年)
★★★★☆
ポン・ジュノの伝説的サスペンス。
知的障害者の息子の無実を晴らそうとする母親の運命は…中盤以降の怒涛の展開は圧巻の一言。観客に解釈を突きつけてくる結末の余韻が、言葉にできぬほど凄まじい。主演2人の超絶名演技!極限のドラマに魂が震える大傑作
パフューム ある人殺しの物語(2006年)
★★★★
まごうことなき変態映画。
究極の香りを求めて殺人者になってしまった香水師の物語なのだが、常人には到底考えつかない戦慄のラスト30分が凄すぎる。あの展開は完全に想像を絶している。香りの魔力を具現化した映像表現も凄い。忘れじの怪作
パプリカ(2006年)
★★★★
日本アニメ史上の裏ベスト的怪作!侵される夢、崩壊する精神、平沢進 による異次元的な音楽!セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた超鬼才・今敏の紛れもない代表作。
パラサイト(1998年)
★★★★☆
R・ロドリゲス監督による青春SFアクションホラー!驚異的な豪華キャスト、恐怖映画の王道でありながらヒネリのあるストーリーなど、テンポの良い演出で最後まで突っ走る一本。宇宙人に乗っ取られているのは誰だ!?エンタメとして完成された大傑作!
パラサイト 半地下の家族(2019年)
★★★★☆
格差社会の上流と下流の埋めがたい差を、時にコミカルに、時にスリリングに、時にホラーに描いた傑作。神業的な演出のなかで、登場人物の逞しさ、狡賢さ、怒りが交錯。全編が見応えの嵐。社会派でありながらエンタメにもなっている奇跡の一本!
パラノーマル・アクティビティ(2007年)
★★★
寝室を定点観測するという天才的なアイディアを中心に据えて、超低予算ながら大ヒットを記録したホラー映画の新機軸。好みが別れる作品かもしれないが、終盤には戦慄のショックが待ち受ける。私はマジで卒倒しそうになりました。
バリー・リンドン(1975年)
★★★★
18世期イギリスを舞台に、バリーという一人の男の栄光と没落を描いた歴史大作!…のはずが、キューブリックの血の通っていない演出は極まっており、逆らえぬ歴史にただ翻弄されてゆく主人公をただ俯瞰して描くのみ。徹底したテーマを持った傑作である。
パルプ・フィクション(1994年)
★★★★
映画史の流れを変えたタランティーノの最高傑作!無駄話ばかりなのに、こんなに面白いのは何故だろう。活き活きとしたキャラクター、人を食った構成、オシャレな演出、ラストの鮮やかさ。いつ観ても新しい発見がある、全てがハイセンスな天才的名作
ハロウィン(1978年)
★★★★
スラッシャーホラーの原点。人間らしい感情を一切持たない、おぞましい殺人鬼:ブギーマン。その恐怖を、無駄を全て削ぎ落としたストーリーと演出で魅せる。ホラー映画は、強靭な設定と凄い音楽、絶叫できる女優がいれば立派に成立する。そのことを示した傑作。
ハロウィン(2018年)
★★★★
まさか原点を凌ぐとは。
40年振りの続編は、いたってオーソドックスな作り。ちゃんと人間ドラマを描き、殺人シーンを配置し、適度にヒネリを利かせ、そして物凄く恐怖演出が上手い。それだけで、殺人鬼ホラーは圧倒的に面白くなるのである。見事なる傑作!
ハロウィンKILLS(2021年)
★★★
新たなる三部作(?)の2作目。前作が完成されすぎていたために期待半分不安半分だったが、殺人鬼マイケルは前作を超える大暴れで嬉しい。ただ余りに無敵すぎて納得し辛い部分もあり、心の中の恐怖という要素が脚本上うまく消化できていない印象も残る。
ハンニバル(2001年)
★★★☆
「羊たちの沈黙」続編にして、底抜けのグロ描写で前作のような味わいを期待した観客を戦慄させた問題作。主役の交代などの諸問題はあるが、巨匠R・スコットの演出は円熟を極めていて、全体のダークなトーン、ここぞという場面の見せ方等々さすがの一言!