ザ・グリード(1998年)
★★★★
頭をカラッポにして楽しめる最高のモンスターパニック映画!豪華客船を舞台に謎の巨大深海生物と戦いまくる!魅力的なキャラクターたちと、ツボを押さえた演出が素晴らしい。映画は「○○を倒したら勝ち」とか、その位シンプルでも良いと思うのだ。
ザ・スイッチ(2020年)
★★★★
凶悪殺人鬼とダメ女子高生の魂が入れ替わるスリラー。とにかくこのシチュエーションで考えられる爆笑ネタをやり尽くした快作!内股で少女走りするヴィンス・ヴォーンは最高だし、笑うしかないほどの過剰な殺人描写、家族愛が組み込まれた物語もgood!
ザ・チャイルド(1976年)
★★★★
スペイン産ホラーの傑作。ある日突然、島の子供が大人たちを襲い、殺し始める。何の理由も描かれないこの圧倒的な恐怖。しかも可愛い子供を殺すことなど誰もできない。後半の衝撃に次ぐ衝撃の展開は圧巻で、ここまでやるかと戦慄。これぞトラウマ映画!
ザ・トライブ(2014年)
★★★★
セリフが全編手話のみという驚異のウクライナ映画。耳の聞こえない人々が抱える絶望、東欧らしい灰色の風景、闇だらけの心象模様…コミュニティの崩壊を容赦なく描く圧巻のR-18表現!想像以上のエグさで観客の心を抉る、衝撃の問題作。
ザ・フライ(1986年)
★★★★☆
研究所でのエラーにより、ハエと同化していってしまう男の悲劇を描いたクローネンバーグの代表作。初見時の衝撃はとても書き尽くせない。まさかここまでグロいとは。ここまで心揺さぶられるとは。天才監督がその想像力を極限まで働かせた、SFホラーの大傑作!
search(2018年)
★★★★☆
失踪した娘の行方を必死に探す父親の運命は…なんとPC画面上で物語すべてが完結するという、衝撃の手法に圧倒される一本。それでいてスリラーとしてのシナリオの完成度も素晴らしく、先の読めない展開に驚嘆。まさにサスペンス新時代の到来を告げる大傑作!
最強殺し屋伝説国岡(2019年)
★★★★
ある殺し屋に密着したドキュメンタリー…と思いきや、突然ホワイトベアーという殺し屋集団が現れてゲリラ戦が始まったあたりで腹筋が崩壊した。どんどんテンションが上がってゆくアクション。絶妙なギャグ。目の離せないスーパーインディーズ映画!
サイコ(1960年)
★★★★★
ヒッチコックの最高傑作であり、サイコサスペンスの原点にして金字塔。シャワー室での惨殺シーン、Aパーキンスの芝居、タイトルバック、音楽、モーテル、底無し沼、いまなお衝撃のラスト…圧巻の映像演出が織りなす名シーンの数々に震える。これぞ恐怖映画
サイコ2(1982年)
★★★☆
前作の22年後。精神病院を退院したノーマンの周囲で起こる惨劇を描いた、まさかの続編。これが想像以上に良い出来。プロットはサスペンスとしてしっかりヒネられており、監督のホラー演出も一定の水準に達していてかなり楽しめる。常にキョドってるノーマンが哀しくも面白い。
サイレン(2004年)
★★☆
邦画ホラーブーム全盛期の一本。
日本が世界に誇る名作ホラーゲームの実写化!ということで期待が高まったが、その魅力を充分に描けていたかは疑問。雑なシナリオなど諸問題はあるが、白塗りの森本レオは異常に怖く、それだけでこの作品の価値はあると思う。
サスペリア(1977年)
★★★★★
赤青緑の極彩色と美女、スプラッター、そして異常な音楽が融合した唯一無二の伝説作品。冒頭から驚愕するハイテンションで、そのまま99分突っ走る勢いは圧巻そのもの。D・アルジェントの鬼才振りを決定づけたホラー映画のクレイジーな金字塔!
サスペリア2(1975年)
★★★★★
鬼才・ダリオアルジェントの素晴らしさが詰まった究極のスリラー映画。完成された殺人シーン、異常すぎる音楽、色彩、凝りに凝ったカメラワーク、からくり人形、そして映画史上に残る衝撃の映像トリック!!観客をこの作品にしか無い世界へと導く大傑作。
殺人の追憶(2003年)
★★★★
韓国映画を代表する骨太なクライムサスペンス。次々と起こる残虐な殺人事件に、運命を狂わされてゆく刑事2人組を描く。観客の予想を裏切り続ける衝撃の展開。ラストカットに辿り着いた時の虚脱感はすさまじく、まさに極上の映画体験をさせられたと唸るのみ。
サプライズ(2011年)
★★★★
《凶悪殺人犯達が押し入った家の中にいるのが女ランボーだったら?》というコンセプトを徹底してやってくれたスリラーの快作。定石をふまえつつも予想外の展開が続くので飽きないし、監督の鋭い演出力も随所で爆発。ゴジラVSコングの監督に抜擢されたのも納得!
サマータイムマシンブルース(2005年)
★★★★
世界一どうでもいいタイムスリップ物語でありながら、最高レベルのコメディ映画!部室のクーラーのリモコンをいじった為にバタフライエフェクトが起こり、過去未来が変わってしまうバカバカしさ。暑い夏とドタバタ青春。ヨーロッパ企画の傑作!
サランドラ(1977年)
★★
砂漠で孤立した都会人たちと、野蛮な怪物一家との対決を描いたW・クレイヴンの初期作品。後半、家族を殺された都会人が覚醒し、血で血を洗う戦いが始まるあたりから面白くなる。リメイクの「ヒルズ・ハブ・アイズ」は本作を上手くブラッシュアップさせた傑作。
猿楽町で会いましょう(2021年)
★★★★
ピュアな恋人関係が歪んでゆく話。「女って怖い…」というだけの作品ではなく、人間の欲深さや嘘がエグく描かれる展開に荒廃した気持ちになる。何より、大人たちが若者を搾取するという社会の闇が見事に切り取られている。時代を映した傑作。
猿の惑星(1968年)
★★★★
言わずと知れたショッキングSFの古典にして金字塔!猿が人間たちを虐げる恐ろしさと滑稽さ。狂気と混沌が支配したプロット。感無量な雰囲気(?)すら感じる衝撃のラストカット。現代音楽の要素を大胆に取り入れたJ ・ゴールドスミスの音楽も天才すぎる。
残穢-住んではいけない部屋-(2015年)
★★★★
軽い気持ちで観てはいけないおぞましい作品。あるマンションの怪奇現象を追う小説家。やがて呪いはその「土地」に由来していたことが分かり…過去を遡るに連れてどんどん背筋が寒くなってゆく物語展開が秀逸。後を引く傑作ホラー。
サンゲリア(1979年)
★★★
グロ系ゾンビの代表格的名作!Lフルチ監督の造形するゾンビはどこまでも腐乱しており、ウジやミミズがたかり、その汚さに圧倒される。眼球串刺し等のグロシーン、南の島を舞台にしたブードゥ教の雰囲気、異様な音楽、戦慄のラストがトラウマを残す恐怖の一本。
サンセット大通り(1950年)
★★★★☆
過去の栄光に縋るハリウッドの名女優と、彼女を利用しのし上がろうとする若手小説家の愛憎スリラー。尋常じゃない狂気と、漂うユーモアが融合したB・ワイルダー監督の大傑作。映画史に刻まれし、主演女優の全てを賭けた壮絶なラストカットは伝説!