ミート・ザ・フィーブルズ(1989年)
★★★★
もっと知られるべき天才P・ジャクソン初期の傑作!子供に夢を与えるはずの人形劇で、ひたすらエロとグロ、ドラッグ、殺人を巻き起こす超絶クレイジーブラックコメディ。ありえない物量の毒々しさとギャグのせめぎあいに大爆笑必至!
ミザリー(1990年)
★★★★★
まじでこの世の全てのサスペンス&ホラー好きに教えたいんだが、本作は全ての恐怖映画ファンを虜にする禁断の映画である。サイコなババアに監禁された作家の運命は…密室2人のガチンコ対決。戦慄のハンマーアタック!最高にコワ面白いスリラーの金字塔。
見知らぬ乗客(1951年)
★★★★
映像表現におけるサスペンス技法が最大限に発揮された、ヒッチコックの傑作の一つ。交換殺人を一方的に持ちかけられた男が味わう恐怖!交錯する足、眼鏡越しの殺人、テニスの観客、メリーゴーランド…名シーンだらけで構成された見応え抜群のスリラー!
ミスティック・リバー(2003年)
★★★★
イーストウッド監督が哀しき過去を抱えた男たちを描いた、シリアスなサスペンスの傑作。S・ペンとT・ロビンスの芝居は名演の極致に達しており、物語に壮絶なまでの重厚さを与える。言葉を失う結末が、深く、深く川の底へ潜ってゆくような余韻を残す。
ミスト(2008年)
★★★☆
巷に溢れる「後味が悪い」と噂される映画の数々。その頂点に君臨するのが本作である。人間の醜さ・恐ろしさに、事象としての悲惨さが完全融合。どんよりとした観賞感の果てに待ち受ける、信じがたい結末。心の底まで嫌な気分に襲われる、忘れじの一本。
ミスミソウ(2018年)
★★★☆
雪の降りしきる閉鎖的な村で展開される、破滅的な青春模様。いじめられっ子の少女が家族を殺された時、血で血を洗う復讐劇の幕が開く。とにかくバイタリティ溢れる展開と映像に圧倒。命剥き出しの高校生バトル、遠慮なしのグロ描写、雪と鮮血…心に残る壮絶作
ミッション・インポッシブル(1996年)
★★★★
記念すべき1作目。デパルマの演出はまさにスパイ映画のツボを押さえていて、前半(水槽)・中盤(宙吊り)・終盤(列車)としっかりハラハラできる見せ場が配置されているのが素晴らしい。最盛期のトム様のオーラもさすがの一言。これぞ傑作!
ミッション・インポッシブル2(2000年)
★★★
2作目の監督はジョン・ウー!鳩バサバサに弾切れ無しの二丁拳銃、バイクチェイスとやりたい放題。頭脳戦の要素は1割くらいになってしまったが、これはこれで面白い。ただフェイス/オフのような人間ドラマの厚みはなく、心には残らないかも…
ミッション・インポッシブル3(2006年)
★★★
話はしっかりしているし、アクションも格好良く、P・S・ホフマンの悪党振りも申し分ない…が、どうも印象に残りきらない3作目。ややシリアスすぎるのか?こればかりは、J・Jの映画と個人的にあまり相性が良くないとしか言えず…すみません。
ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル(2011年)
★★★★
4作目の監督は「Mr.インクレディブル」のB・バード!彼は見事なスパイ映画を作ってくれた。躍動感あふれるアクション、魅力的な味方と小道具、引き込まれる見せ場、そしてどんな時も忘れない遊び心!傑作だと思います。
ミッション・インポッシブル フォールアウト(2018年)
★★★☆
シリーズ最新作。パート4を観た時は、正直これ以上の作品を作るのは難しいと思ったが、トム自身がヘリを操縦し、更にスタント中に骨折する!というすさまじさでシリーズ最強のインパクトを残した驚異の作品。これぞトム様。
ミッドサマー(2019年)
★★★★
陽が沈まない北欧の白夜…怪しい村に訪れた若者たちを極限の恐怖が襲う!監督の天才的かつ異常なセンス、大爆発。147分に渡り展開する圧倒的にクレイジーな世界観、エロとゴア描写。突き抜けた物凄いインパクトで観客全員を唖然とさせるホラー映画の進化系!
ミッドナイトクロス(1981年)
★★★☆
デパルマ印120%のコテコテのサスペンススリラー!音響効果マンが殺人事件と国家的陰謀に巻き込まれてゆく物語。あらゆる映像技法を駆使したカメラワークは見応え抜群で、ナンシー・アレンの魅力にはさらに拍車がかかっている。ラストシーンの美しさに涙
身代金(1996年)
★★★★
息子が誘拐され、200万ドルの身代金要求を突きつけられた主人公。だが払っても息子が殺されると悟った彼は、なんとテレビで身代金を懸賞金に変えて、逆に犯人を脅迫しにかかる!大胆な着想、犯人グループの分裂、二転三転のラスト…見応え十分の良作サスペンス。
ミリオンダラー・ベイビー(2004年)
★★★★
愛に、打たれる。
このキャッチコピーの意味を突きつけられる究極のヒューマンドラマ。ロッキーのような華々しい展開と、言葉を失うラスト30分。人間の愛と罪を、雄弁になることなく淡々と描き続けた圧巻の傑作。アカデミー作品賞受賞作