マーターズ(2008年)
★★★?
フランス産の究極のエグホラー映画。理解不能。意味不明。前半から気を病むが後半のノンストップ残酷シーンは観た者全てにトラウマを植え付ける。どうしてこんな映画が存在しているのか…女優さんの精神は大丈夫だったのか…ホラー映画史にその名を刻む問題作
マザー!(2017年)
★★★?
日本劇場公開中止。到底まともな神経では観られない超怪作。次々と増えてゆく訪問者たちに蹂躙される妊婦の住居と精神。不快と狂気の果てに行き着くのは…という映画なのだが、後半のあまりのぶっ飛び方に不覚にも笑ってしまった。力のある作品なのは確か!
マッドマックス(1979年)
★★★★
記念すべきシリーズ1作目。
まだ北斗の拳的ヒャッハーな世界観は鳴りを潜めるが、荒廃しつつある国の世界観がとても良くできている。硬派なキャラクターや車の造形、ストレートな物語展開、ハードなカーアクションなど、その全てがしっかり噛み合った傑作
マッドマックス 怒りのデスロード(2015年)
★★★★☆
圧倒的な世紀末世界観と物量、そして人間の持てる力を全て出し尽くした狂気のカーアクションで世界中を熱狂させた逸品。荒野と土煙の中で展開する壮絶な活劇には興奮するのみ。演出、撮影、編集、キャラクター、全てが圧巻の大傑作!
マラソンマン(1976年)
★★★★
一般市民がナチス絡みの巨大な陰謀に巻き込まれるスリラー。シェイクスピア俳優:L・オリビエの悪役振りはまさに至極。老いてなおその冷酷な魅力に鳥肌が立つ。歯の拷問シーン、爆弾人形、腕に仕込んだナイフ等、サスペンスフルなギミックも冴え渡る傑作
マリグナント 狂暴な悪夢(2021年)
★★★★
本年度ホラーの新たなる傑作。物語前半に感じる違和感が全て回収される後半に文字通り「!!!」となる。映画でこそ活きる着想が最高。ホラーとアクションという両軸で大ヒット作を量産してきたジェームズ・ワン監督だからこそ生み出せた一本。
マルホランド・ドライブ(2001年)
★★★★★
映画というのは、頭ではなく感覚的に感じるものである。そんなことに気づかせてくれる人知を超えた一本。全てのシーンが意味深で、迷宮のような世界を体験しながら、仕組まれたサスペンスと愛のドラマに心震える。究極の観賞体験ができる大傑作
マンディンゴ(1975年)
★★★★
19世紀アメリカを舞台に、黒人奴隷差別をありのままに描きすぎて各国で発禁となったスーパー問題作。白人の狂気、家畜同然の扱い、種の交配…奴隷になるとはどういうことかまざまざと見せつけられる衝撃の2時間。誰も救われない物語展開がすさまじい。