ファーゴ(1997年)

★★★★

コーエン兄弟の最高傑作。雪に覆われた田舎町で起こった一つの誘拐。その事件は人々のエゴと運命のいたずらで、やがて殺人へ…人間って可笑しくて恐ろしい。そんなテーマを極めてシニカルに描いた味わい深きスリラー映画。毅然とした女保安官の佇まいに痺れる。

ファーザー(1997年)

★★★★

名優A・ホプキンスが83歳にして主演男優賞に輝いたスリラー。その凄まじい狂気と悲哀はまさに圧巻だった。
認知症患者の主観で混迷を描く着想も実に素晴らしい。家の中に見知らぬ人物が出現し、時間や空間の概念すら崩壊してゆくストーリーに震える。傑作。

ファイト・クラブ(1999年)

★★★★

どれだけの映画ファンがこの映像に、物語に、演技に、そしてテーマに魅了されてきたことだろう。D・フィンチャーが描く物質主義社会への壮絶なアンチテーゼ。人生で本当に大切なものは何なのか。ブラピ×ノートンの最強タッグで観客の魂に火をつける傑作!

ファイナル・デスティネーション(2000年)

★★★★

【死】そのものが迫ってくるという天才的着想を形にし、ピタゴラスイッチ的スプラッターホラーを生み出した傑作。じわじわ型と瞬殺型の巧みな組み合わせによって、観客はひたすらハラハラする羽目に。家電すら怖くなる究極のスリラー映画

ファイナル・デッドコースター(2006年)

★★★☆

シリーズ3作目。もはや死に方のバリエーションを楽しむのみになってきたが、相変わらず冒頭は凄いし、凝りに凝った殺し方と「ホッ…助かっ…うああああ!!」的な緩急が非常に上手いのでかなり魅せる。日サロで死ぬのだけは避けたい。

ファイナル・デッドサーキット(2009年)

★★

シリーズ4作目。あまり面白くなかった。
マンネリ化に加え、殺し方のバリエーション、演出、役者の魅力、全ての要素が少しずつグレードダウンした結果、映画全体の輝きが無くなってしまったように思える。3Dで観れば楽しめるのか…? 

ファイナル・デッドブリッジ(2011年)

★★★☆

最後まで強烈な印象を残すシリーズ5作目。中々の快作である。殺し方は完全に豪快に振り切れており、もはや現実感は皆無だが物凄いインパクト。特に見事なのがラストの展開!まさかそうくるとは…かくしてこのシリーズは伝説へと昇華された。 

ファニーゲーム(1997年)

★★★★☆?

映画史上最も胸糞悪い映画の一つであり、ハリウッド的サスペンスに最強のカウンターを喰らわせる戦慄の作品。背筋の凍る長回し。衝撃の巻き戻し。役に立たないナイフの伏線。一体何でこんな映画を作ろうと思ったのか?どこまでも異常な歴史的問題作。

ファントム・オブ・パラダイス(1975年)

★★★★

爆裂のミュージカルシーン、縦横無尽なキャメラ、濃すぎるキャラ、ラブロマンス、オカルト、ギャグ、切ない?ラスト…デパルマの天才的才能が存分に発揮された変態カルト映画。もはやちゃんぽん過ぎてカオス、こんな映画は他に無い! 

フェイス/オフ(1997年)

★★★★★

アクション映画史上のマスターピース。奇抜かつ魅力溢れる物語設定、二大スターの神演技対決、天才ジョン・ウーが全ての力を出し尽くしたアクションシーン…全ての要素がガッチリ噛み合った目の離せない奇跡的傑作。鏡越しの銃撃シーンに鳥肌!

フェノミナ(1985年)

★★★☆

ダリオアルジェント80年代随一の変態ホラー!なにせ美少女を蛆虫のプールに落とすシーンが筋金入りすぎる。ロックな殺人描写、少女虐待と奇形ャラクターに昆虫愛…もう誰も追随できない狂気の作品。そして絶世の美少女J・コネリーの凄まじい美しさに震える!

フォーリング・ダウン(1993年)

★★★★

心の壊れた中年男のイライラが爆発し大暴走!街ゆく人を巻き込みながら凶行をエスカレートさせてゆくスリラー。不満タラタラのM・ダグラスはまさにハマり役で、不謹慎にも次何をやらかすのかワクワク。ハンバーガー屋に行くと思い出す傑作!

フォーン・ブース(2003年)

★★★☆

「ボックスから出たら、射殺する」サラリーマンの男が電話ボックスに閉じ込められて命を狙われるスリラー。本当に公衆電話のシーンだけなのに、矢継ぎ早に展開を用意し、飽きる頃には映画が終わっているという、スリリングな作品に仕上げたのは流石。

不法侵入(1991年)

★★★☆

90年代前半のサイコサスペンス黄金期の佳作。狂ったサイコパス警官に妻を一目惚れされた男の恐怖を描く。市民を守るはずの警官が、全権力を行使してストーカー化する恐怖は凄まじい。レイ・リオッタは流石の怖さで、この後悪役が増えたのも納得である。

ブラジルから来た少年(1978年)

★★★★

ナチ残党の恐るべき陰謀を描いた傑作サスペンススリラー!G・ペックvsL・オリビエ、2大スターのオジサマ対決は最高で、すっかり役が憑依した熱演も含めて見応え抜群。陰謀の正体が明かされる時は鳥肌モノだし、演出も音楽も良い。そして子供が怖い!

ブラック・サンデー(1977年)

★★★★☆

スーパーボウル会場で飛行船を爆破し、観客7万人を殺そうとするテロリストと、手段を選ばず阻止を試みる男との対決。クライマックスのスタジアムシーンの大迫力に背筋が凍る!戦慄の殺戮兵器、殺るか殺られるかの描写、音楽、全てが規格外の大傑作。

ブラック・スワン(2010年)

★★★★☆

超一流サスペンススリラー。
プレッシャーから精神崩壊してゆくバレリーナの恐怖…洗練された映像、音楽、キャラクター、ストーリーが一体となって観客に襲いかかる。クライマックスの畳み掛けは圧巻。その凄まじい余韻に席を立てなくなる。

ブラックホーク・ダウン(2001年)

★★★★

その激しさに圧倒される究極の戦争映画。延々と繰り返される爆発と銃撃。撃退しても襲ってくるソマリア兵の大群。極限状態で思考すら覚束なくなる恐怖。泥沼化した市街戦の悪夢を描いて、戦場の恐ろしさをこれでもかと叩き込んで来る傑作。

ブラッド・シンプル(1984年)

★★★★☆

コーエン兄弟のデビュー作。既にスリリングなストーリーテリングの妙、人間の滑稽さを描くシニカルな視点が確立されていて凄い。そして本作はなんとフランシス・マクドーマンド のデビュー作でもある。この時点で芝居のセンスが卓越している!

フリー・ガイ(2021年)

★★★★

ゲーム内のモブキャラだと気づいた主人公が、日常から脱出しようとする話。この圧倒的な着想をテンポ感溢れる脚本と映像、魅力的なキャラクターで映像化したまさにハリウッドの娯楽大作!挟まれる小ネタの数々も秀逸。C・エヴァンスの「僕の盾!?」に爆笑!

プリズナーズ(2013年)

★★★★

D・ヴィルヌーブ監督の傑作サスペンス。2人の娘を誘拐された父親が暴走し、知障の男を犯人と決めつけて監禁するが….ピンと張り詰めた演出、二転三転するシナリオ、完璧にハマったキャスト、そしてため息の出るラスト。ただただ驚異的な完成度に驚愕する一本

フルメタル・ジャケット(1987年)

★★★★

キューブリック監督の変な戦争映画。地獄の特訓が続く前半、戦場に赴く後半のテンションがまるで違う。というより、ハートマン軍曹とデブの存在感が凄すぎてバランスが滅茶苦茶である。ラストのミッキーマウスマーチまで、とにかくイビツな怪作!

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年)

★★★

製作費800万円。
興行収入300億円。
伝説となった元祖POVホラー。
木にいっぱい吊るされた謎の人形。
ひたすらぐるぐる同じ道を歩いていることに気づく主人公たち。
意味不明なラストカット。
背筋が凍る瞬間が幾つもある歴史的な恐怖映画

ブレインデッド(1992年)

★★★★★

史上最もハイテンションな最強のホラーコメディ映画。こんな作品他にどこにも存在しない。常軌を逸したグログロのイマジネーションと、天才的なギャグ、異常なまでにテンポの良い編集が完全結合。爆笑必至の超傑作。全てのホラー映画ファンに届け!!

ブレーキ・ダウン(1997年)

★★★★

「激突!」「ヒッチャー」に続くロードスリラーの逸品。田舎の旅行中に突然、妻が失踪…自らも命を狙われ、得体の知れない恐怖に巻き込まれた夫の運命は!?90分間見るものを惹きつけてやまない素晴らしいテンポ感。恐怖とエンタメの配分見事な傑作。

ブレードランナー(1982年)

★★★★

希望より絶望が支配した近未来。
人造人間レプリカントを抹殺する使命を持った専任捜査官の行く末は。
圧倒的な物語世界と、
哲学を取り入れたストーリーの厚み。
レプリカント役L・ハウアーの悲哀。

何度観ても新しい発見がある、
SF映画不朽の傑作。

フレディvsジェイソン(2003年)

★★★☆

ホラー界の2大スター、夢の対決!シナリオも面白い。前半はフレディに煽られたジェイソンの凶行を描くホラーだが、後半はうってかわって天下一武道会に!お互いの殺人美学がぶつかり合う戦いは見応えアリ。それにしてもホームアドバンテージありすぎ笑

プレデター(1987年)

★★★★★

地球最強の男・シュワちゃんと対峙する敵は…
宇宙から来た戦闘系エイリアンだった!
このシンプルな発想を最高の映画に仕上げた大傑作。コマンドアクションからホラーへの華麗な転換、見えざる敵の表現、そして登場するプレデター!とにかく怖くて面白い!

ブロークン・アロー(1996年)

★★★★☆

核爆弾の爆発を防ぐために孤軍奮闘する主人公vs多人数のテロリスト!スローモーションと銃撃戦の連発、ヘリの爆破、ガチの格闘戦、そして恐ろしくも格好良い、J・トラボルタの悪役振り…痺れるシーン満載のこれぞ90年代アクション!な快作

プロムナイト(1980年)

★★

とんでもなくB級な80年代スプラッター映画。秘密を抱えたなんか老けた高校生4人組が、プロムの夜に殺人鬼に襲われる!謎を撒いておいてあまり回収されない伏線、黒い覆面を被っているだけのモタモタした殺人鬼など微妙な作品だが、首が飛んでくるところは凄い!

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