東京物語(1952年)

★★★★★

日本映画史に刻まれし歴史的名画。
家族とは、他人とは、人を思いやることとは…普遍的な日本人の人間模様を描いた作品ながら、カメラ目線、ローアングルを多用した小津作品ならではの語り口も完成されており、圧巻。未来永劫変わらぬ何かを描いた超傑作。

透明人間(2020年)

★★★☆

見えない敵に狙われる…その恐怖を被害者視点で見事に描ききったスリラーの新境地。映像と音響の演出は圧倒的で、何気ないショットに透明人間の存在を感じさせる展開は見事の一言。後半のシナリオに若干の物足りなさも感じるが、観客の想像力が主役となる良作!

トゥルー・ライズ(1994年)

★★★★

J・キャメロンとシュワちゃんが再度タッグを組んだ90年代アクションの集大成的傑作!凄まじいほど巨額の予算。頭をカラッポにして楽しめる単純明快な脚本。後半の火薬量は異常で、延々と繰り出される見せ場と笑いの数々に興奮間違いなし!!

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年)

★★★☆

「ゾンビ」のリメイクという超絶ハードルの高い作業をやってのけた良作!走りまくるゾンビは賛否両論ありつつも、迫真の襲撃シーン、戦慄のグロ描写、それらが一体となったパワーは一見の価値あり。オリジナルキャストのカメオ出演も嬉しい。

時計仕掛けのオレンジ(1971年)

★★★★★

「なんなんだこれは…」
初見時の衝撃は一生忘れない。
狂気、狂気、狂気。ここまで狂気に満ちた映画があるだろうか。セックス、快楽、憎悪、第九…人間と暴力という究極のテーマに踏み込んだ近未来のおとぎ話。全身の感覚が震える超傑作!

ドッグヴィル(2003年)

★★★

大きなスタジオに引かれた白線。それを村の集落に見立て、善人の皮を被った人間の本性をメタ的に炙り出していく超絶実験作。ギャングから逃げてきた美女を匿っていた村人たち。だが次第に男たちは欲情し、女たちは嫉妬に狂ってゆく…その結末に戦慄する怪作

鳥(1963年)

★★★☆

全貌が掴みきれない恐怖映画。パニックものなのか?サスペンスなのか?ホラーなのか?突然鳥が襲撃してくる意味不明さ。ジャングルジムに止まった大量のカラス。シュールなラスト。これがヒッチコックの最高傑作という人もいる。独特の気持ち悪さに呑まれる怪作。

トレーニング・デイ(2001年)

★★★★

新人刑事が、破天荒なベテラン刑事とバディを組むサスペンス。これは凄い映画。なんといっても中盤以降、想像の斜め上をいく驚異的な展開が凄まじく、とんでもなくスリリング。アカデミー賞に輝いたデンゼル・ワシントンの超絶名演技は必見!

トレマーズ(1990年)

★★★★★

これぞB級映画の大傑作!
巨大モグラ的怪物に襲われた村の住人が、命をかけた戦いに挑む。怖いけどとにかくコミカル。愉快で楽しいキャラクター達と盛り上がる地底版ジョーズ。とにかく面白い。華麗に裏切られる死亡フラグも最高。みんな観て!

ドント・ブリーズ(2016年)

★★★★

家に忍び込んだ泥棒が、家主のマッチョ盲目老人に部屋を真っ暗にされてボコボコになる話。
この秀逸すぎる設定に加え、猟奇度が増す中盤のヒネリ、犬を絡めた攻防など、驚愕の展開で観客を全く飽きさせず突っ走る凄い映画。現代スリラー屈指の傑作!

ドント・ルック・アップ(2021年)

★★★★

半年後に隕石が衝突して地球が滅亡することが判明!天文学者が必死に警告するも、人々は芸能人の不倫ニュースやSNSに夢中で誰も気にしない…という話。凄い着想をセンス抜群のブラックユーモア、空前の豪華キャストで描いた傑作!笑えます(> <)

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